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“Snowdome”2022.12.23 Fri Release

甲田まひる｜ 3rd Digital EP

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Snowdome Official Music Video

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“夢うらら”

甲田まひる
3rd Digital EP

“Snowdome”

EP配信開始

ダウンロード&ストリーミング

Track List

M1. Snowdome
M2. SECM
(Sausage Egg & Cheese Muffin)
M3. Snowdome (Instrumental)

M1. Snowdome

M3. Snowdome (Instrumental)

作詞：甲田まひる/SUNNY BOY
作曲：甲田まひる/SUNNY BOY: 編曲：SUNNY BOY
for TinyVoice,Production
Produced by SUNNY BOY for TinyVoice,Production

M2. SECM
(Sausage Egg & Cheese Muffin)

作詞、作曲：甲田まひる: 編曲：yung xansei

Interview

甲田まひる「Snowdome」
3rdオフィシャルインタビュー

いよいよ、甲田まひるが自分だけがクリエイトできるポップスを作り続けていくうえで、J-POPにおけるど真ん中のセオリーと向き合った──彼女の3rd Digital EPの表題曲”Snowdome”を聴いて最初に抱いた印象はそれだった。クリスマスソングとしても機能する車のフロントガラス越しに映る雪景色をスノードームに見立てた切ない冬のラブソング。90年代後半から00年代初期〜中期にかけてのJ-POPを彷彿とさせる、当時のヒップホップやR&Bからのフィードバックを感じさせる太いドラムの鳴りを擁したビートとキャッチーな歌メロ。そして、甲田のラップパートも含めて、もしここにバキバキのオートチューンをかけたら現行のラップソングとしても聴くことができるだろうと想像する、“甲田まひるのJ-POP”というシグネチャー。1st Digital EP『California』と2nd Digital EP『夢うらら』を経て、甲田まひるの音楽的なフェイズが更新されたことを決定的に提示している1曲である。
「これまでも季節にインスパイアされて曲を作ることがあったので、直感的に次のシングルはクリスマスを想像できるラブソングにしたいと思ったんですね。それに加えて、最近は00年代のJ-POPをよく聴いていて。次に作る曲はそういうサウンドプロダクションにしたいと思っていたんです。それこそあの時代は冬の定番の楽曲が数多く生まれた時代でもあると思うので。ポップスとして人の心にシンプルに届くサウンドと歌詞、懐かしさも感じさせるキャッチーなメロディ。そこにドラムも含めて今で言うブーンバップ（90年代ヒップホップに見られる、太いドラムループを主体としたサンプリングビート）っぽい90年代のヒップホップっぽい楽器の響きもある。そういう要素はこれまでリリースしてきた” California”や“夢うらら”にもあったと思いますが、さらにポップス性が高い曲を書こうと思ったのが今回のテーマでしたね。逆に言えばシンガーとしてのデビュー曲でこういう曲を作ることはできなかったなと強く思います」
そういった楽曲のプロットをもとに今回、”Snowdome”のプロデューサーに招いたのは、これまで安室奈美恵やBTSなど、枚挙にいとまがないほどのヒット曲を手がけてきたSUNNY BOY（TinyVoice,Production）だ。
「SUNNY BOYさんがこれまで手がけられた作品を見て、今の自分が表現したいポップ像とかなり近いと思いましたし、私がこれから向かっていきたいJ-POPシーンの中心でずっと活躍されている方なのでぜひプロデュースをお願いしたいと思いました。SUNNY BOYさんの制作スタイルはスタジオに入って、その場でゼロイチから作るというやり方なんです。その制作の方法論は初めての経験だったのですごく新鮮でしたし、刺激的でした。クリスマスであり冬のラブソングというテーマをSUNNY BOYさんと共有するうえで、紙にバーッと思いついた詩や自分のイメージを書いてお渡ししたんです。SUNNY BOYさんはそれを読んで『こういうテーマね！』ってすぐに理解してくれて。そこからすぐにコードを組んでいって、その場でマイクを渡されて私が即興でメロディを歌っていきました。絶対にサビから始まる曲にしたいと思っていたので、サビから作ったんですね。そこで出来たデモを持ち帰って、家でラップや歌詞を考えた感じです。5時間ずつの2回のセッションで完成までもっていって。そのスピード感も含めて刺激的で楽しい時間でした。自分だけで曲を作ってるときの尖ったアイデアも活かしたいという思いがありつつ、SUNNY BOYさんはそれを汲み取ってくれながらアレンジを加えてくれる。お互いが思いつかない音楽的なアプローチをミックスしながら楽曲を完成できたという手応えがすごくあります」
この冬、甲田まひるの”Snowdome”がリスナー個々人の耳の中で、あるいは千差万別のラブストーリーを紡いでいる人々が行き交う街の中で息づき、その景色を彩ることを、彼女と楽曲が強く求めている。そして、“甲田まひるのJ-POP”は大きなフィールドで響くことでさらに輝き、進化していく。
インタビュー＆テキスト＝三宅正一